モトローラ最新スマホ完全ガイド:特徴・選び方とよくある疑問【2025年版】

スマートフォン市場で着実にシェアを拡大しているモトローラ。一時期は日本市場から姿を消していましたが、ここ数年でラインナップを充実させ、高いコストパフォーマンスと独自の魅力で注目を集めています。本記事では、モトローラの最新スマホを徹底解説。各シリーズの特徴から選び方のポイント、日本市場での機能対応状況まで、購入検討者に役立つ情報を網羅的にお届けします。
モトローラ最新スマホラインナップ(2025年春)
モトローラの現行ラインナップは、大きく分けて「razr」「edge」「moto g」の3シリーズから構成されています。各シリーズにはそれぞれ特色があり、価格帯も異なります。まずは主要な最新モデルを見ていきましょう。
motorola razr 50 ultra – 折りたたみハイエンドモデル
フラッグシップモデルとして位置づけられる折りたたみスマホ。外側と内側の両方にディスプレイを搭載し、閉じた状態でも高い操作性を実現しています。主な特徴は以下の通りです。
- 価格: 17万8,800円(直販価格)
- ディスプレイ: メイン4インチ有機EL(外側)+ 6.9インチ有機EL(内側)
- チップセット: Snapdragon 8s Gen 3
- カメラ: 5,000万画素メイン + 5,000万画素望遠
- 機能: 5G対応、おサイフケータイ(FeliCa)対応、IP68防水防塵
先進的なデザインと折りたたみ機構の完成度の高さが特徴で、開いて使えば大画面、閉じれば小型という2つの使い方ができる点が最大の魅力です。一般的なスマホと比べて高価格ですが、最先端技術を体験したい方に適しています。
motorola edge 50 pro – ミドルハイクラスの万能モデル
「edge」シリーズは、ハイエンド~ミドルハイクラスに位置するスタンダードスマートフォンです。razrシリーズほど高価ではなく、スペックと価格のバランスが取れています。
- 価格: 8万9,800円前後
- ディスプレイ: 6.7インチ有機EL(120Hz)
- チップセット: Snapdragon 7 Gen 3
- カメラ: 5,000万画素メイン + 1,300万画素超広角 + 1,000万画素望遠
- 機能: 5G対応、おサイフケータイ対応、IP68防水防塵、125W急速充電
カメラ性能や充電速度など、日常的に使う機能が充実しており、一般ユーザーからヘビーユーザーまで幅広く対応できるオールラウンダーです。特に充電の速さは特筆すべき点で、わずか15分程度で1日使えるバッテリー容量まで充電可能です。
motorola moto g64 5G – コスパ重視の5G対応ミドルレンジ
「moto g」シリーズはエントリー~ミドルレンジに位置し、手頃な価格ながら十分な性能を持つモデルです。中でもg64 5Gは、5G対応でありながら3万円台というコストパフォーマンスの高さが魅力です。
- 価格: 3万円台前半
- ディスプレイ: 6.5インチ液晶(120Hz)
- チップセット: MediaTek Dimensity 7025
- カメラ: 5,000万画素メイン + 800万画素超広角
- 機能: 5G対応、おサイフケータイ対応(一部モデル)、IP52防滴防塵
基本性能は十分で日常使いに不自由なく、コストを抑えつつ5Gも使えるバランス型モデルです。スマホに高額を投資したくない方や、サブ機として検討している方に適しています。
motorola moto g05 – 超コスパ重視のエントリーモデル
2025年3月に発売された最新のエントリーモデル。2万円台という低価格ながら、見た目や使い勝手を妥協せず、日常使いに必要な機能を押さえたスマートフォンです。
- 価格: 2万800円
- ディスプレイ: 6.7インチ液晶(90Hz)
- チップセット: Unisoc T606
- カメラ: 5,000万画素メイン + 2Mpxデプス
- 機能: 4G対応(5G非対応)、おサイフケータイ非対応、IP52防滴防塵
背面パネルはヴィーガンレザー仕上げで高級感があり、重量も188.8gと軽量です。バッテリー持ちの良さも特徴で、5,000mAh大容量バッテリーを搭載。ただし5G非対応で、おサイフケータイ機能もないため、これらの機能を重視する方は上位モデルを検討する必要があります。
モトローラスマホのシリーズ別特徴と選び方
モトローラのスマホは3つの主要シリーズに分けられますが、それぞれにどのような特徴があり、どんな人に合っているのでしょうか。シリーズごとの特性を詳しく見ていきましょう。
razrシリーズ(折りたたみフラッグシップ)の特徴
razrシリーズは、モトローラのフラッグシップに位置し、同社の最先端技術が詰め込まれています。2000年代に爆発的人気を誇った「RAZR」携帯電話の名を受け継ぎ、現代的な折りたたみスマホとして復活しました。
こんな人におすすめ:
- 最新テクノロジーを体験したい方
- 他の人とは違うユニークなデザインを求める方
- 大画面と携帯性を両立させたい方
- ステータス性も兼ね備えたスマホを探している方
razrシリーズの最大の魅力は、折りたたみ機構による「2つの使い方」ができる点です。閉じた状態では外側の小さな画面で通知確認やセルフィー撮影が可能で、開けば大画面でコンテンツを楽しめます。一般的なスマホよりも高価格ですが、その分の価値を見出せる方に向いています。
edgeシリーズ(ミドルハイクラス)の特徴
edgeシリーズは、モトローラの中でもバランスに優れたシリーズです。一般的なスマホの形状ながら、高性能チップセットや高品質カメラ、高速充電など、ハイエンドに近い機能を備えています。
こんな人におすすめ:
- 高性能だが、折りたたみほど高価ではないスマホを求める方
- カメラや充電速度などの実用機能を重視する方
- 5G通信やおサイフケータイなど日本向け機能も必要な方
- 防水性能など耐久性も求める方
特に充電の速さはedgeシリーズの強みで、最新のedge 50 proは125W高速充電に対応し、わずか11分で50%まで充電可能です。毎日のスマホ利用で不満なく使えるバランスの良さが特徴で、一般的なユーザーから上級者まで幅広く対応できます。
moto gシリーズ(エントリー~ミドル)の特徴
moto gシリーズは、モトローラのエントリーモデルとして位置づけられ、リーズナブルな価格ながら必要十分な性能を持つモデルが揃っています。
こんな人におすすめ:
- コストパフォーマンスを最重視する方
- 必要最低限の機能があれば十分という方
- サブ機や家族用のスマホを探している方
- スマホに高額投資したくない方
moto gシリーズ内でも、「g05」のようなエントリーモデルから「g64 5G」のようなミドルレンジモデルまで幅広く展開しています。価格に応じて5G対応やおサイフケータイ、防水性能などが異なるため、自分に必要な機能と予算のバランスを考慮して選ぶことが大切です。
用途・予算に応じたモデル選択のポイント
モトローラスマホを選ぶ際の大まかな目安として、以下のポイントを参考にしてください。
- 予算2万円台で基本機能重視: moto g05(ただし4G・おサイフケータイ非対応)
- 3万円台で5G対応も必要: moto g64 5G(おサイフケータイ対応モデルも選択可)
- 5万円前後でハイスペック志向: edge 40 neo(バランスが取れたミドルハイモデル)
- 8万円前後で高性能カメラ・高速充電: edge 50 pro(準フラッグシップモデル)
- 10万円以上で最先端技術体験: razr 50/razr 50 ultra(折りたたみ革新モデル)
自分の用途と予算に合ったモデルを選ぶことで、無駄な機能に支払うことなく、必要な性能を手に入れられます。
日本市場でチェックすべき機能:5G・おサイフケータイ・防水は大丈夫?
モトローラスマホを日本で使う場合、特に確認しておきたい機能があります。これらは海外メーカーであるモトローラならではの注意点でもあります。
通信・SIM対応状況(5G対応機種とデュアルSIM)
モトローラの最新モデルの多くは5G対応ですが、全てというわけではありません。特に注意が必要なのは低価格のmoto gシリーズで、例えば最新の「moto g05」は4G LTEのみの対応となっています。モデル名に「5G」が明記されているかどうかも確認ポイントです。
SIMカード対応については、多くのモデルで「デュアルSIM」に対応しており、2枚のSIMカードを同時に使用できます。さらに「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)」にも対応しているため、2回線とも4G VoLTE通話が可能です。仕事用とプライベート用など、2回線を使い分けたい場合に便利です。
おサイフケータイ対応機種と代替手段
日本のスマホユーザーに重要な「おサイフケータイ(FeliCa)」機能については、モデルによって対応状況が大きく異なります。
おサイフケータイ対応モデル:
- razr 50/razr 50 ultra
- edge 50 pro
- edge 40 neo
- 一部のmoto g64 5G(キャリア版)
おサイフケータイ非対応モデル:
- moto g05
- moto g24
- 多くのSIMフリー版moto gシリーズ
おサイフケータイが必須の場合は、必ず対応モデルを選ぶ必要があります。非対応モデルでも通常のNFCは搭載しているため、一部の決済サービス(QRコード決済など)は利用可能ですが、Suicaなどの交通系ICカードやiD、QUICPayなどは使えません。
防水防塵や耐久性(IP52 vs IP68の違いなど)
モトローラスマホの防水防塵性能も、シリーズやモデルによって差があります。
高い防水防塵性能(IP68相当):
- razrシリーズ
- edgeシリーズの一部(edge 50 pro、edge 40 neoなど)
簡易防滴程度(IP52相当):
- moto gシリーズ全般
IP68は「水深1.5mで30分間の浸水に耐える」高い防水性能を指しますが、IP52は「垂直から15度までの角度からの水滴に対する保護」レベルで、いわゆる生活防水程度です。雨の中での使用や水回りでの利用頻度が高い方は、IP68対応モデルを選ぶことをおすすめします。
他ブランドスマホとの比較検証:モトローラを選ぶメリット・デメリット
モトローラスマホと他社製品を比較した際の特徴や優位点、不足点を理解しておきましょう。
コストパフォーマンスとスペック
モトローラの最大の強みは「価格対性能比の高さ」にあります。特にミドルレンジ帯では同価格の他社モデルよりも高いスペックを備える傾向があります。例えば3万円台の「moto g64 5G」は、同価格帯の他社モデルに比べてメモリ容量やディスプレイのリフレッシュレートが優れています。
また、格安モデルでもヴィーガンレザーや高級感のあるデザインを採用するなど、外観品質へのこだわりも見られます。ただし、カメラ性能については同価格帯のPixelシリーズやiPhoneのSEモデルなどには一歩譲る面もあります。
ソフトウェア(ピュアAndroidの使いやすさ vs アップデート期間)
モトローラスマホは「ピュアAndroid」を採用しており、Google標準に近いシンプルなインターフェースが特徴です。これにより操作感が軽快で、独自カスタマイズの癖がないため、初心者でも使いやすいという利点があります。
一方、ソフトウェアアップデートに関しては課題も見られます。一般的にモトローラのOSアップデート提供期間は以下の通りです。
- ハイエンドモデル(razr/edgeシリーズ上位): OSアップデート2〜3回、セキュリティ更新3〜4年
- ミドル・エントリーモデル(moto gシリーズ): OSアップデート1〜2回、セキュリティ更新2〜3年
これはGoogleのPixelシリーズ(7年間のアップデート)やSamsungのGalaxyシリーズ(最大5年間)と比較すると短めです。長期利用を考えている方は、この点を考慮する必要があります。
機能の違い(国内メーカーとの防水・FeliCa比較、海外メーカーとの特徴比較)
日本メーカー(SONY、SHARPなど)のスマホと比較すると、モトローラの低〜中価格帯モデルではおサイフケータイや高い防水性能が省かれるケースが多いです。これは日本市場での優先度によるものと考えられます。
一方、他の海外メーカー(Xiaomi、OPPOなど)と比較すると、モトローラは「ピュアAndroid」による癖のない操作感や、北米市場での信頼性の高さが強みです。特に日本語対応やサポート体制は、一部の中国メーカー製品より充実している場合があります。
モトローラ最新スマホに関するよくある質問【FAQ】
Q1. モトローラの最新スマホ、一番のおすすめはどのモデル?
A. 予算と用途によって最適なモデルは異なります。コスパ重視なら「moto g64 5G」(3万円台)、高性能志向なら「edge 50 pro」(8万円台)、最先端技術なら「razr 50 ultra」(17万円台)がおすすめです。基本性能と価格のバランスという点では「edge 40 neo」(5万円前後)も優れた選択肢です。
Q2. モトローラのスマホは5Gに対応していますか?
A. モデルによります。多くの最新モデルは5G対応ですが、エントリークラスの「moto g05」のように4G専用モデルも存在します。モデル名に「5G」と明記されているかを確認するか、スペック表で「5G対応」の記載を確認しましょう。日本の主要キャリアのバンドには基本的に対応しています。
Q3. おサイフケータイや防水機能は付いていますか?
A. 一部の中〜高価格モデルは対応していますが、エントリーモデルは非対応が多いです。例えば「razr 50/50 ultra」やソフトバンク扱いの「razr 50s」はFeliCa(おサイフケータイ)搭載で、防水もIP68相当あります。一方、「moto g05」などはNFCのみでFeliCa非対応、防水も簡易防滴(IP52)程度です。交通系ICカードを使いたい場合は、必ずFeliCa対応モデルを選びましょう。
Q4. モトローラと他のAndroidスマホでは何が違うの?
A. 最大の違いは「コストパフォーマンス」と「素に近いAndroid」です。同スペック帯の他社モデルより価格が抑えめで、独自カスタマイズが少ないため操作感が軽快です。一方、日本市場で重視されるおサイフケータイや高い防水性能は省かれている機種も多く、OSアップデート期間もGoogle PixelやSamsungより短い傾向があります。
Q5. ソフトウェアアップデートやサポートは大丈夫?
A. 以前に比べ改善していますが、トップメーカーと比べるとアップデート期間はやや短めです。ハイエンドモデルでもAndroid OSメジャーアップデート2~3回、セキュリティアップデート3~4年程度が目安です。日本向けサポートは充実しており、日本語対応の公式サイトやサポート窓口も用意されています。長期利用を重視する場合は検討ポイントになりますが、3年程度の使用なら問題ないでしょう。
まとめ – モトローラ最新スマホで快適なモバイル体験を
モトローラのスマートフォンは、価格対性能比の高さとシンプルな操作性が魅力です。フラッグシップの「razr」シリーズ、バランスの取れた「edge」シリーズ、コスパに優れた「moto g」シリーズと、ユーザーの予算や用途に合わせた幅広いラインナップを展開しています。
日本市場特有の機能(おサイフケータイや高い防水性能)は一部モデルのみの対応となりますが、基本性能と価格のバランスを重視するユーザーにとって、有力な選択肢と言えるでしょう。特に5G通信やマルチカメラ、高速充電など、現代のスマホに求められる基本機能は中価格帯モデルでもしっかりカバーされています。
購入を検討する際は、自分にとって必要な機能(5G、おサイフケータイ、防水性能など)を明確にし、予算に合ったモデルを選ぶことをおすすめします。モトローラの最新スマホで、コストパフォーマンスに優れたモバイルライフを楽しんでください。

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