中古キャノンカメラ完全ガイド:失敗しない選び方と高コスパモデル5選

新品では手が届かなかった憧れのキャノン(Canon)カメラも、中古なら手に入れられるかもしれません。しかし「本当に中古で大丈夫?」「どのモデルを選べばいいの?」という不安は尽きないもの。この記事では、中古キャノンカメラの選び方から、おすすめモデル、購入時のチェックポイントまで詳しく解説します。価格重視でありながらも、極端な低価格モデルは避け、コストパフォーマンス・機能・デザインのバランスを重視する方にぴったりの情報をお届けします。
中古キャノンカメラのメリット・デメリット
中古カメラを検討する前に、メリットとデメリットをしっかり理解しておきましょう。
メリット
- 価格の安さ – 最大の魅力は何といっても手頃な価格。新品では手が届かなかった上位モデルやフルサイズ機が予算内で購入できることも。
- 過去の名機が手に入る – 生産終了したモデルでも中古市場で入手可能。発売から時間が経っているため、ネット上にレビューや使用情報も豊富にあります。
- レンズやアクセサリーも安く揃えられる – カメラ本体だけでなく、レンズや周辺機器も中古なら予算を抑えて購入可能です。
デメリット
- 故障リスクの存在 – 誰かが使用した機材のため、見た目が綺麗でも内部に劣化や不具合が潜んでいる可能性があります。
- メーカー保証がない – 多くの場合、メーカー保証期間が過ぎているため、公式サポートが受けられないケースがほとんどです。
- 最新機能を搭載していない – 4K動画や高速連写、最新のAF機能など、最新モデルにある機能が搭載されていないことが一般的です。
これらを踏まえると、「予算を抑えつつも良いカメラが欲しい」という方には中古は魅力的ですが、「最新機能が欲しい」「故障が心配」という方は新品を検討した方がよいでしょう。
中古キャノンカメラの選び方:5つのチェックポイント
中古カメラを選ぶ際は、以下5つのポイントをチェックしましょう。
1. 目的と予算を明確にする
「なぜカメラが必要か」「いくらまで出せるか」を最初に決めておくことが重要です。風景撮影なのか、ポートレートなのか、あるいは動画撮影も重視するのかによって最適なモデルは変わってきます。予算によっても選択肢は大きく変わるため、まずは明確な金額設定を。
2. 機種シリーズとセンサーサイズを理解する
キャノンのカメラには主に以下のタイプがあります:
- 一眼レフ:EOS Kissシリーズ(初心者向け)や二桁D/一桁Dシリーズ(中〜上級向け)
- ミラーレス:EOS RシリーズやEOS Mシリーズ
さらに、センサーサイズも選択の重要な要素です:
- APS-C:約22.3×14.9mmの小型センサー。機材が小型軽量で価格も手頃です。
- フルサイズ:約36×24mmの大型センサー。高画質だが機材は大きく、価格も高めです。
自分の用途に合わせてシリーズとセンサーサイズを選びましょう。
3. 信頼できる販売店を選ぶ
中古カメラは購入店選びも重要です。カメラのキタムラやマップカメラなどの専門店では、スタッフによる点検・清掃が行われ、独自の保証もついています。初心者の場合は、フリマアプリやオークションでの個人間取引より、専門店での購入をおすすめします。
4. 商品ランクとシャッター回数を確認する
中古品には「美品」「良品」「並品」などのランク分けがあります。特に重要なのがシャッター回数です。カメラには寿命の目安となる耐久シャッター回数があり、一般的にはエントリー機で約5〜10万回、中級機で15〜20万回、プロ機で30万回以上とされています。耐久回数に近い個体は避けるのが無難です。
5. 本体・付属品の状態を確認する
外装の傷やグリップの状態など外観チェックは基本ですが、見た目以上に内部コンディションが重要です。可能であれば店舗で実機を触り、以下を確認しましょう:
- センサーやファインダーにホコリやカビはないか
- 各ボタン、AF、手ブレ補正など各機能が正常に動作するか
- バッテリーや充電器などの付属品は揃っているか
一眼レフ vs ミラーレス:中古選びの決め手
キャノンカメラは大きく「一眼レフ」と「ミラーレス」に分けられますが、中古で選ぶ際のポイントを説明します。
一眼レフ(デジタル一眼レフ)
メリット:
- 光学ファインダーで遅延なく被写体を見られる
- バッテリー持ちが良い
- 中古市場に多く出回っているため価格が安い傾向
デメリット:
- 本体がやや大きく重い
- 機種によっては動画撮影時のAFが遅い場合も
ミラーレス一眼
メリット:
- 小型・軽量で携行しやすい
- 最新機種は動画性能やAF性能が高い
- 電子ファインダーで露出や色味を確認しながら撮影できる
デメリット:
- 発売から日が浅いため中古でも値下がりが少ない
- バッテリー消費が一眼レフより速い
コスパ重視の観点では、流通量も多く価格がこなれている一眼レフの中古がおすすめです。特に型落ち製品なら十分な性能を手頃な価格で入手できます。「最新技術を使いたい」「小型・軽量が絶対条件」という場合は、中古ミラーレスを検討するとよいでしょう。
コスパ重視!おすすめ中古Canonカメラ5選
ここからは、コストパフォーマンスに優れた中古キャノンカメラを5機種紹介します。価格と性能のバランスが良く、初心者でも扱いやすいモデルを厳選しました。
1. Canon EOS Kiss X9(高コスパなエントリー一眼レフ)
【APS-C一眼レフ/約2420万画素/発売2017年】
Kissシリーズの中でも小型軽量かつ基本性能が充実した名機です。Wi-Fiやバリアングルモニターを搭載し、約453gと軽量。デュアルピクセルCMOS AF対応でライブビュー撮影も快適です。中古価格はボディのみで約4〜5万円前後と手頃で、初めてのカメラとしてバランスが取れています。
2. Canon EOS Kiss X8i(初心者向け機能充実モデル)
【APS-C一眼レフ/約2420万画素/発売2015年】
Kissシリーズの中でも機能充実型モデル。X9より古いながらもバリアングルモニターやWi-Fiを備え、エントリー機ながら充実の機能。中古相場はボディで約3〜4万円台と、X9よりさらに予算を抑えられます。重量555gとやや重めですが、その分グリップがしっかりしており、安定して構えられます。
3. Canon EOS 80D(本格撮影も可能な中級一眼レフ)
【APS-C一眼レフ/約2420万画素/発売2016年】
中級者以上にも人気の二桁Dシリーズの代表モデル。中古価格はボディ約5〜7万円程度まで下がっています。防塵防滴ボディや大きく明るいペンタプリズムファインダーを備え、連写性能も秒7コマと高速。デュアルピクセルAF搭載で動画撮影にも強く、バリアングル液晶で様々なアングルからの撮影が可能です。初めてのカメラでも少し良いものを…という方には、一世代前の中級機が価格と性能のバランスで狙い目です。
4. Canon EOS 6D Mark II(手頃なフルサイズ体験)
【フルサイズ一眼レフ/約2620万画素/発売2017年】
フルサイズセンサー搭載機の中では比較的リーズナブルな”フルサイズ入門機”。中古ではボディ約8〜10万円前後で流通しています。フルサイズならではの高画質・豊かなボケ表現を楽しめ、重量765gとフルサイズ機としては軽量。バリアングル液晶やWi-Fiも備えた使いやすいモデルです。EFレンズは大きく高価になりがちなので、必要な焦点域のレンズ予算も考慮しましょう。
5. Canon EOS RP(コスパ抜群のフルサイズ・ミラーレス)
【フルサイズミラーレス/約2620万画素/発売2019年】
ミラーレスRシリーズで最もエントリーなフルサイズ機。中古では約10〜12万円程度と、フルサイズとしては破格の価格帯。約440gという驚異的な軽さのボディにフルサイズセンサーを搭載し、初心者でも扱いやすいデザインが魅力です。マウントアダプターを使えば手持ちのEF/EF-Sレンズも活用可能。「小型軽量のフルサイズが欲しい」という方に最適なモデルです。
中古キャノンカメラに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 中古カメラの保証はありますか?
大手中古ショップでは独自の保証(数ヶ月〜1年)が付く場合があります。カメラのキタムラやマップカメラなどでは初期不良対応も充実しています。個人売買やオークションでは基本的に保証なしが前提です。
Q2. 初心者には何がおすすめですか?
初心者であれば、EOS Kissシリーズの後期モデル(X9やX10など)がおすすめです。小型軽量で操作も簡単、中古なら数万円で購入できます。より本格的に始めたいなら、EOS 80Dのような中級機の型落ちも候補になります。
Q3. シャッター回数はどのくらいが許容範囲?
目安として、耐久回数の半分以下だと安心です。エントリー機で2〜3万回、中級機で5〜8万回、プロ向け機でも10〜15万回以内が理想的です。ショップの商品ページでシャッター回数が確認できない場合は、問い合わせてみましょう。
Q4. レンズはどうすれば良いですか?
初心者の場合は「レンズキット品」を選ぶとすぐ撮影を始められて便利です。ボディ単体よりも少し値は張りますが、セットで購入した方がトータルでは安くなります。キヤノンのマウントはEF、EF-S、RF、EF-Mと分かれているので、自分のカメラに合うレンズを選びましょう。
Q5. 中古購入と新品購入のどちらがお得?
長期的に使うなら中古の方がコスパに優れます。例えば5万円の中古と10万円の新品では、性能差以上に価格差がある場合が多いです。特に初心者のうちは操作に慣れる過程で機材に傷をつけることもあるため、最初から中古で始めるのもひとつの方法です。
まとめ:中古キャノンカメラで写真ライフを始めよう
中古キャノンカメラは、適切に選べば価格以上の満足感を得られます。コスパ重視なら一眼レフの型落ちモデル、特にKissシリーズや二桁Dシリーズがおすすめ。より高画質を求めるならフルサイズの6D Mark IIやEOS RPも手頃な選択肢です。
購入時は信頼できる専門店で、シャッター回数やコンディションをしっかり確認しましょう。カメラは道具であり、高価な最新機種でなくても、使いこなせば素晴らしい写真は撮れます。中古から始めて、上達に合わせて機材をグレードアップしていくのも賢い選択です。
この記事を参考に、あなたにピッタリの一台を見つけて、素敵なカメラライフをスタートさせてください!

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