
スマホ下取りのデメリット徹底解説!損しないための比較ポイントと対処法
結論:スマホ下取りの最大のデメリットは査定額の低さです
スマホを下取りに出す前に知っておくべき重要なポイント:キャリアの下取りは買取専門店より査定額が20〜50%も低いことがあります。その他にも、ポイント還元で現金化できない、機種変更が必須条件、対象機種に制限があるなど複数のデメリットが存在します。本記事ではこれらのデメリットと対策を徹底解説し、損をしない選択をサポートします。
機種変更のときにスマホを下取りに出せばお得——そう思っていませんか?確かに下取りは手軽ですが、見落としがちな欠点も多いのです。この記事では「スマホ下取りのデメリット」を中心に、メリットとの比較や損しないための対策までを簡潔にまとめました。
スマホ下取りの基本と7つのデメリット
下取りと買取の違い
まず基本から確認しましょう:
下取り:新しいスマホ購入時に、古い端末と引き換えに割引やポイント還元を受けるシステム。基本的に現金化はできません。
買取:専門店やオンラインサービスに端末を売却して、対価として現金を受け取る方法。新規購入の有無は関係ありません。
調査によると約2人に1人がキャリア下取りを選んでいますが、そのデメリットを知らずに選択している人も多いのです。
メリットよりも多い!7つのデメリット
1. 下取り額は中古買取より大幅に低い
最大のデメリットは査定額の低さです。同じ機種・同じ状態でも、キャリアの下取り額は専門買取店の査定額と比べて30〜50%低いケースがほとんど。特にAndroid端末は買取店の半額程度しか評価されないこともあります。
例えば、iPhone 14 Pro Maxの場合:
- キャリア下取り:約60,000円(ポイント還元)
- 買取専門店:約90,000円(現金)
機種名 | キャリア下取り額 | 買取専門店査定額 | 差額 |
---|---|---|---|
iPhone 14 Pro Max | 60,000円 | 90,000円 | 30,000円 |
Galaxy S22 | 25,000円 | 50,000円 | 25,000円 |
※金額は一例です。時期や端末の状態によって変動します
2. 現金ではなくポイント/割引での還元
キャリアの下取りでは、現金化はできません。代わりに以下の形で還元されます:
- 新規購入端末の分割支払い代金からの割引
- キャリアのポイント付与(dポイント、Pontaポイントなど)
このポイントには使用期限がある場合が多く、「いざ使おうと思ったら期限切れだった」というリスクもあります。
3. 下取りには機種変更が前提条件
キャリアの下取りは、新しい端末を購入することが条件となります。今すぐ端末を売って、後で好きなタイミングで新しい端末を買いたい場合には選択できません。次の新モデル発売まで待ちたい場合など、柔軟性がないのはデメリットです。
4. 下取り対象機種・状態に制限あり
すべての端末が下取り対象になるわけではありません。以下のような条件がある場合、下取りが不可能または大幅減額となることがあります:
- 古い機種:発売から3〜4年以上経過した端末は対象外になることが多い
- 故障品:電源が入らない、著しい破損がある端末は対象外になることも
- 画面割れ:多くのキャリアでは画面割れだけで大幅な減額(最大10,000円以上)
5. 途中解約・乗り換え時のペナルティ
下取りプログラムによっては以下のようなペナルティが生じることがあります:
- 残価設定プログラム利用中に機種変更すると残債請求
- 「スマホおかえしプログラム」などで返却期限を逃すと残額を一括請求
- 下取りポイント還元後に他社へ乗り換えると特典の一部が無効に
6. 下取り手続き後のキャンセル不可
一度下取りに出した端末は基本的に戻ってきません。特に郵送タイプの下取りでは、送付後のキャンセルはできないことがほとんどです。
「やっぱり手放したくない」「重要なデータが残っていた」と後から気づいても、取り戻すことは不可能と考えておくべきです。
7. データ移行・初期化など利用者側の手間
下取りの際には、自分で以下の準備が必要です:
- データのバックアップ
- 各種アカウントからのログアウト
- 端末の初期化
- SIMカード・SDカードの取り外し
これらの手続きを正しく行わないと、個人情報漏洩のリスクがあります。ただし、この点は買取店でも同様に必要な手続きなので、下取り特有のデメリットというわけではありません。
実例:下取りと買取でこんなに違う!
Aさん(32歳)の例:iPhone 13(128GB)を手放すケース
- 下取り:キャリアショップで査定→40,000ポイント付与→次の機種代金に充当
- 買取:オンライン買取店で査定→55,000円の現金を受け取り→好きなタイミングで次の機種を検討
この15,000円の差額に加えて、Aさんは買取を選んだことで、次の新モデル発売を待ってから機種変更する自由を得ました。
Bさん(45歳)の例:画面が割れたGalaxy S21の場合
- 下取り:画面割れのため15,000円のポイント還元(通常なら30,000円)
- 買取:画面割れ減額後でも25,000円の現金査定
Bさんは下取りだと半額以下の評価になってしまうことがわかり、買取を選びました。
下取りと買取、どちらが自分に合っている?
下取りのデメリットを知ったところで、買取との比較を具体的に見ていきましょう。
価格重視なら「買取」、手軽さ重視なら「下取り」
比較ポイント | 下取り | 買取 |
---|---|---|
査定額 | 低め(買取の50〜80%程度) | 高め(現金で受け取れる) |
手続きの手間 | 少ない(機種変更と同時に完結) | やや多い(店舗訪問や発送が必要) |
還元方法 | ポイントや割引(現金化不可) | 現金(自由に使える) |
機種変更 | 必須(同時購入が条件) | 不要(いつでも売却可能) |
対象機種 | 制限あり(古い機種は不可) | 幅広く対応(古い機種も可) |
こんな人は下取りがおすすめ
- とにかく手続きを簡単に済ませたい人
- キャリアポイントを日常的によく使う人
- 同じキャリアで即時機種変更する予定の人
こんな人は買取がおすすめ
- 少しでも高く売りたい人
- 現金が欲しい人
- 機種変更のタイミングに縛られたくない人
- 古い機種や故障品を手放したい人
- 他社への乗り換えを検討している人
下取りを選ぶなら知っておくべき5つの対策
下取りを選ぶ場合でも、以下の対策を知っておけばデメリットを最小限に抑えることができます。
1. 必ず事前準備を徹底する
✅ バックアップを確実に取る
- iPhoneの場合:iCloudバックアップまたはiTunes
- Androidの場合:Googleアカウントでバックアップ
✅ アカウントからのログアウト
- iPhoneの場合:「設定」→「Apple ID」→「サインアウト」
- Androidの場合:「設定」→「アカウント」→「Googleアカウント」→「削除」
✅ 端末の初期化(データの完全消去)
- 「設定」から工場出荷状態に戻す操作を行う
✅ SIMカード・SDカードの取り外し
- 忘れやすいので特に注意
2. 下取り前に買取査定も確認する
下取りを検討する前に、一度買取店の査定も確認してみましょう。オンラインなら数分で概算金額がわかります。あまりにも差が大きい場合は買取を選ぶという判断も重要です。
3. 画面割れは事前修理を検討
画面割れのままだと大幅減額されることが多いので、比較的安価な修理で査定額アップが見込める場合があります。例えば、修理に15,000円かかっても査定額が30,000円上がるなら得策です。
4. キャンペーン時期を狙う
新機種発売直後は下取り額が一時的に高くなることがあります。また、期間限定で下取り額アップキャンペーンを行っていることもあるので、タイミングを見極めましょう。
5. ポイントの使い道と期限を確認
下取りでもらったポイントは、機種代金に即充当するか、毎月の通信料金に充てるのがおすすめです。期限を必ず確認し、使い忘れがないようにカレンダーなどにメモしておきましょう。
まとめ:スマホ下取りは損?それとも得?
スマホの下取りには7つの主要なデメリットがあります:
- 買取より査定額が20〜50%低い
- 現金ではなくポイント還元
- 新規購入が条件(機種変更必須)
- 対象機種・状態に制限あり
- 契約条件によるペナルティリスク
- 一度出すとキャンセル不可
- データ処理などの手間が必要
これらを踏まえると、純粋な金銭価値では買取の方が有利です。しかし、手続きの簡便さを重視するなら下取りも選択肢になります。
重要なのは、自分の状況や優先事項を考慮した上で、情報を持って選択すること。後から「あのとき調べておけば良かった」と後悔しないよう、この記事を参考に最適な選択をしてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 下取りと買取、結局どちらを選ぶ方がお得なの?
A1. 一般的には現金が欲しいなら買取、手軽さ重視なら下取りがお得です。下取りは機種変更時に割引やポイントを得られますが、査定額は買取専門店より低めです。自分が重視するポイント(価格か手間か)で判断しましょう。
Q2. 壊れたスマホや古い機種でも下取りしてもらえますか?
A2. **状態や機種によります。**画面割れや電源が入らないスマホは対象外になるか、大幅減額されることが多いです。また古い機種はキャリアの下取り対象外の場合があります。買取店なら古いモデルや故障品でも買い取ってくれる場合が多いです。
Q3. スマホを下取りに出す前にやるべきことは何ですか?
A3. 下取り前には必ずデータのバックアップと初期化を行いましょう。具体的には:(1)データをバックアップ (2)アカウントからサインアウト (3)端末を初期化 (4)SIMカードやSDカードを抜き取る (5)必要ならSIMロック解除もしておくとよいでしょう。
Q4. 下取りでもらったポイントには有効期限がありますか?
A4. **多くの場合、有効期限があります。**キャリアの下取りで付与されるポイントは通常数ヶ月〜数年の有効期限が設定されています。期限内に使わないと失効するので注意が必要です。他社乗り換え時にはポイントが使えないこともあります。
Q5. 下取りに出した後でキャンセルはできますか?
A5. 基本的にキャンセルは難しいです。店頭下取りの場合、その場で端末を引き渡したら取り戻すことはできません。郵送下取りでも、送付後にキャンセルはできない規約があるケースがほとんどです。下取りに出す前に、本当に手放していいか慎重に判断しましょう。

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